小さな粒の中に、人間の体に必要な栄養がぎっしりと詰まったごま。ミネラルやビタミン、食物繊維なども摂取できるので、健康や美容のためには1日大さじ1杯（約10g）のごまを食べるのがおすすめです。

ごまはさまざまな料理を引き立ててくれるほか、スイーツにもよく合います。和菓子・洋風のデザート・チャイニーズスイーツと、ジャンルを問わず活用できるのも魅力でしょう。

この記事では、ごまスイーツの魅力と、簡単なごまスイーツのレシピを紹介します。

ごまスイーツの魅力｜おいしさも栄養もアップ

ごまスイーツの魅力として、以下のようなものが挙げられます。

• • アイスクリームやプリンにかけるだけで手軽に楽しめる
  • 焼き菓子やケーキを作るときに混ぜると香ばしさやリッチな風味が増す
  • いりごま、すりごま、ねりごまと、ごまの加工種類によって使い分けできる
  • たんぱく質や良質な脂質、ビタミンやミネラルといった栄養を摂れる
  • 食物繊維が豊富で少量でも満足感を得やすく、腹持ちがよい

市販のアイスクリームやプリンにかけることも、手作りお菓子の材料として使うこともできるので、気分にあわせて楽しめますよ。

ごまの栄養成分については「ごまの栄養成分｜体に良いと言われる理由」や「ごまの美容にうれしい効果！ 酸化と糖化を抑えて老化を防ぐ」をご覧ください。

簡単＆おいしい！ ごまスイーツレシピ

プチプチと弾けるような食感が楽しめる「いりごま」、豊かな香りと風味の「すりごま」、そして、ペースト状で食材に絡みやすく、濃厚なコクのある「ねりごま」。それぞれを使ったごまスイーツのレシピを紹介します。

（青文字になっている部分はクリックするとレシピを見られます）

いりごまを使ったスイーツ

バター・薄力粉・砂糖・牛乳・卵で作るシンプルなクッキーにいりごま白を混ぜこみ、周囲にもトッピングした「ごまクッキー」は、ごま感たっぷりでサクサク、プチプチとした歯触りが楽しめます。

市販のかりんとうもおいしいですが、揚げたてにいりごまをまぶした「ごまかりんとう」は、風味と香ばしさが格別です。子どものおやつにもお茶請けにもぴったりで、手が止まらなくなります。

白玉粉を使用した簡単に作れるアジアンスイーツ「ごま団子」は、小豆あんとさつまいもをくるんで皮むきごまをまぶし、油で揚げたものです。栄養価も抜群で、腹持ちがよいので、軽食にもなります。

すりごまを使ったスイーツ

和菓子が好きなら、コクのある香ばしいすりごまをたっぷりとまぶした「すりごまのおはぎ」をぜひ試してみてください。甘さ控えめで、手づくりならではの素朴な味わいです。

すりごまたっぷりの生地に、事前に甘く味付けしたさつまいもを入れて焼き上げる「すりごまとサツマイモのプチマフィン」。プチサイズなのでおもてなしや手土産に喜ばれます。

ねりごまを使ったスイーツ

ねりごまはペースト状で食材に絡みやすく、デザートにかけたり、液体に混ぜたりと幅広い使い方ができます。

抹茶アイスにねりごま黒をかけるだけの「黒ごまソースのアイス」は、抹茶のほろ苦さとねりごまのコクが相性抜群です。ほとんど手間がかからないのに、おいしさも栄養もアップしますし、「いつものアイス」がちょっと特別になります。

プリンミックスに牛乳とねりごま白を混ぜるだけで簡単に作れる「白ごまプリン」は、香ばしい和風デザートです。お好みでカラメルソースといりごま白をかけてどうぞ。

調整豆乳に加糖タイプのココアとねりごま黒を加えた「豆乳と黒ごまの香ばしホットココア」は、ねりごまのコクとココアの風味がよく合います。ホイップクリームを浮かべるとさらにリッチな味わいです。簡単なのでぜひ試してみてください。