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国産ごまはわずか0.1%! 国産でなくても安心・安全なごまを選ぶ方法

手に入りやすく、日本人の食生活に欠かせない「ごま」。しかし、国内で消費されるごまの99.9%以上は輸入品で、国産ごまの割合は0.1%以下しかないことをご存じでしょうか。

国産ではなく輸入品と聞くと、安全性が気になる人もいるかもしれません。この記事では、日本でごまの自給率が低い理由、輸入に頼っているからこそ選ぶときに気を付けたいことを紹介します。

国産ごまが少ないのは、栽培の手間のわりに収益性が低い作物であるため

ごま栽培

ごまはもともとアフリカのサバンナ地帯に自生していた植物です。紀元前4000年より前からアフリカの大河流域で、紀元前3000年頃には中国でも栽培されていたと考えられており、日本には紀元前1200年ごろに入ってきたようです。

財務省貿易統計によると、近年、日本のごまの輸入量は15〜20万トンで推移しています。それに対して、日本国内のごまの栽培面積は2007年時点で215.9ha、収穫量は95.88トンと非常に少なく、自給率は0.1%にも届いていません。

ごまの栽培そのものは比較的容易ですが、収穫のタイミングを計るのがむずかしく、収穫後も葉や花を取り除いた株を数本ずつ束ねて乾燥させ、束のまま叩いて落ちた種を集めてふるいにかけてゴミを取り除く選別の手間がかかります。(参考:ごまの育て方

ほかの作物と比べて収穫や処理に手間がかかるうえ、それぞれの工程で機械化が進んでいないため、労力に対して収益が見合わず、ごまの国内生産量は低くなりました。

鹿児島県の喜界島や兵庫県丹波市などの一部の地域では現在もごまが生産されていますが、いまや国産のごまはかなり貴重な存在といえるでしょう。

輸入に頼っているからこそ、安全なごまを選びたい

ごま

国産のごまが希少なため、私たちが普段お店で購入しているごまのほとんどは輸入品です。

ごまは世界中のいろいろな国と地域で生産されています。白ごまは東南アジアや中南米、北アフリカで広く生産されていますが、黒ごまは中国やミャンマー、タイ、ベトナムなど東南アジアでの栽培が主です。また、金ごまはトルコやエジプトでよく生産されています。

どの国からごまを輸入するかは、メーカーの方針やサプライチェーン、その年の気候や作柄状況、世界情勢などによって変わりますが、日本ではアフリカ大陸や中南米の国々からごまを輸入することが多いです。

日本ではインド産のごまは多く流通していませんが、2020年にはインド産のごまで酸化エチレンの残留農薬基準値を大幅に超えていたことが発覚しました。このことにより欧州連合(EU)がごまの輸入をインドからアフリカや中南米に切り替えたと報じられました。

これを踏まえ、ごまの大部分を輸入に頼っている日本では、安全なごまを食べるためには、素材に対してしっかりした取り組みをしている会社の製品を選んで買うことが大切です。

安心で安全な輸入ごまを提供するための真誠の取り組み

真誠では、各産地の原料を比較調査・検査した上で輸入国を決めています。以下の表が主要商品に使用している原産地です。年ごとに気候や作柄状況によって品質が異なるため、原料産地が変わることがあります。

原料 産地
白ごま・皮むきごま パラグアイ、ボリビア、グアテマラ、スーダン、ニカラグア、アメリカ、ミャンマー、エチオピア、ナイジェリア、モザンビーク、タンザニア、パキスタン、エジプト
有機白ごま パラグアイ、エジプト
有機黒ごま パラグアイ、ミャンマー
黒ごま ミャンマー、パラグアイ、アメリカ、メキシコ
金ごま トルコ、エジプト、パラグアイ

信頼できるサプライヤーの選定・評価や定期的な産地視察も、安全で安心な商品を提供するためにはかかせません。さらに、現地では播種から収穫、農薬管理に至るまでの栽培管理の指導も行っています。

インド産ごまの残留農薬の問題について触れましたが、真誠では輸入商社と協力して、農薬の調査やドリフト(他の作物からの飛散など)の可能性がないか、ごまの安全性を確認しています。

国内で販売されているごまの99.9%以上が輸入に頼っているのは事実ですが、真誠のごまは国産でなくても安心・安全です。そして、希少な国産ごまに比べて、買い求めやすい価格で安定して提供をしています。健康にも美容にもよいごまを、ぜひ毎日の食生活に取り入れてみてください。

参考:
『ごまのすべてがわかる本((趣味の教科書) 』,株式会社エイ出版社,2008.
『ゴマ ―その科学と機能性ー』,丸善プラネット株式会社,日本ゴマ科学会 並木満夫 編, 1998
財務省貿易統計
みんなの農業広場 ゴマ栽培
農林水産省 特産農作物の生産実績調査(2007年)
日本貿易振興機構(ジェトロ)酸化エチレン汚染食品に取り締まり強化(EU)

この記事で紹介した商品

  • 有機いりごま白

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    有機JAS認証のごまを丁寧に煎り、香ばしく深みのあるいりごまに仕上げました。

  • 有機いりごま黒

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    有機JAS認証のごまを丁寧に煎り、香ばしく深みのあるいりごまに仕上げました。

この記事を書いた人

真誠 編集部

真誠 編集部

はじめまして!真誠のブログ編集部です! ごまにまつわるノウハウやオススメの活用法、レシピなどを記事にして紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください!

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