ごましおとは? 作り方や栄養成分、活用方法を紹介
香ばしく煎ったごまに塩を混ぜ合わせた「ごましお」。お赤飯やおにぎりなどに振りかけて食べると、プチプチとした食感とほどよい塩気でおいしさが引き立ちます。
袋入りや瓶入りの市販品は、塩の粒が大きいのが特徴です。これはでん粉などを使って塩を顆粒状にしてるためで、そうすることにより、ごまと塩が均等に出てきやすくなります。
いりごまと塩でごましおを作ることも可能ですが、家庭で塩を顆粒状にすることは難しいでしょう。いりごまと食塩を混ぜるだけでは、粒が小さく比重が大きい塩が沈んでしまい、振りかけたときにいりごまばかりが出てきてしまいます。
市販のごましおは手軽に使えますし、アミノ酸等の調味料が使われているものは旨味があるので、ふりかけの代用品としても人気です。ごまと塩の比率はメーカーや商品により異なり、塩分の摂り過ぎが気になる人向けの減塩タイプもあります。
ごましおの作り方|いりごまと塩を混ぜ合わせる
ごましおは、煎ったごまに塩を混ぜ合わせて作ります。市販品では、ごまと塩のほかにでん粉が使われていることが多いです。でん粉を用いて塩の結晶と結晶をくっつけることで、大きな塩の粒を作っていきます。
細かい製法はメーカーにより異なりますが、真誠のごましおは、香ばしいいりごまに平釜でじっくり煮詰めたこだわりの塩を合わせたものです。
ごましおの栄養成分|脂質、たんぱく質、炭水化物など
ごましおの原材料・栄養成分は商品によってさまざまです。とはいえ、どのごましおも、原材料の大部分を占めるのはごまなので、ごま自体に含まれる脂質、たんぱく質、炭水化物のほか、鉄やカルシウム、セレンなどのミネラル、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンEなどのビタミン、食物繊維を摂取できます。
真誠の代表的なごましお商品「ゴマしおマイルド・一番黒」の栄養成分表示は以下の通り。
栄養成分表示(1食2gあたり)
エネルギー | 10kcal |
たんぱく質 | 0.4g |
脂質 | 0.9g |
コレステロール | 0mg |
炭水化物 ―糖質 ―食物繊維 |
0.27g 0.04g 0.23g |
食塩相当量 | 0.4g |
カルシウム | 19mg |
鉄 | 0.1mg |
サンプル品分析による推定値
セサミン 4mg
一度に食べる量が2gと少ないので、栄養成分を見てもピンと来ないかもしれません。塩分量を考えると、ごまの栄養を積極的に摂りたいなら、ごましおを大量に食べるのではなく、いりごまやすりごまなどと使い分けるとよいでしょう。
ごまの栄養成分や、効果・効能については以下の記事をご覧ください。
ごまの効果・効能|抗酸化作用があるので40代以降の人に特におすすめ
ごましおの活用方法|ご飯に振りかけるだけじゃない
ごましおは、お赤飯やおにぎり、お弁当の白ご飯に振りかけるのが最もポピュラーな使い方です。ごまのプチプチした食感とほどよい塩気がアクセントになるので、シンプルな味わいのおかゆや玄米にもよく合います。
ちなみに、禅寺のお坊さんは昔からおかゆにごましおをたっぷり振りかけて食べるのだとか。おいしさを引き立てるだけでなく、精進料理で不足しがちな脂質やたんぱく質をごまから補う意図もあるのでしょう。
ご飯に振りかけるほかに、調味料として炒め物に使ったり、玉子焼きを作るときに溶き卵に混ぜたり、天ぷらの衣に混ぜたりすると、ほどよい塩気とごまの食感を楽しめます。
たたいたきゅうりや食べやすい大きさに切ったキャベツにごましおを和えると、それだけで味が決まり、簡単な副菜のできあがりです。ごま油やチューブ入りのにんにくを少し加えると、味変も楽しめますよ。
甘いものには合わないイメージがあるかもしれませんが、大学芋やスイートポテト、アイスクリームなどにごま塩をトッピングすると、塩気で甘さが引き立ちます。また、生地にごましおを練り込んで作るごましおクッキーも、甘じょっぱい味がクセになります。
このように、ごましおはご飯に振りかける以外にもさまざまな活用方法があるので、「1袋買っても使い切れないかも」と思わず、ぜひ試してみてください。
この記事で紹介した商品
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ゴマしおマイルド・一番黒
本品に使用している塩は、原塩(天日塩)を沖縄の海水で溶かし、じっくり煮詰めてつくられています。
おにぎり、お弁当、お赤飯等にもお使いください。
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