ごまを最後までおいしく食べるための保存方法|賞味期限や使い切りレシピも紹介!
料理に彩りや味のアクセントを加えてくれる“ごま”。
一見いつまでも腐らないように見えますが、
「開封後はどう保存するのが正しいんだろう」
「長持ちさせる方法はあるの?」
と、疑問を抱いたことはありませんか?
あまり考えずに保存していたら、ごまがまずくなってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、そんなごまの保存方法に関するお悩みを、ごまのプロである真誠が解決します。
正しいごまの保存方法を知れば、ごまをおいしく食べ切れますよ。
ごまの保存方法
ごまは開封前と開封後で保存方法が異なります。
また同じごまを使った食品であっても、加工状態によって保存方法を変える必要があるんです。
ここからはごまの正しい保存方法を紹介します。
ごまの保存は冷蔵庫がおすすめ
開封後のごまは、乾燥した冷暗所での保存が推奨されています。
なぜなら、乾燥した冷暗所で保存すると
- 吸湿や酸化が進みにくい
- ダニが発生しにくい
というメリットがあり、ごまの味や風味を保ちやすいから。
しかし日本は湿気が多い気候のため、冷暗所は作れても乾燥した状態を年中保つことができません。
そこでぴったりなのが、冷蔵庫での保存です。
冷蔵庫は季節を問わず湿度・温度がほぼ一定なので、ごまの保存に適した環境を年中保てます。
ただし暑い時期は、冷蔵庫から取り出すときに結露が起きやすいので注意が必要です。
袋に水分が付着しないよう、使ったらすぐに冷蔵庫へ戻しましょう。
なお未開封のごまは、常温のまま保存が可能。
ただし、遮光されていないパッケージの場合は酸化が進みやすいため、できるだけ光が当たらない場所で保存してください。
ごまの賞味期限
ごまの賞味期限は、開封前と開封後で異なります。
以下は、ごまを正しい方法で保存した場合の賞味期限の例です。
【ごまの賞味期限】
- いりごま(未開封)……約6ヶ月〜1年
- いりごま(開封後)……約3週間〜1ヶ月
上記に加え、食べてはいけない状態の目安や代替案を紹介します。
開封後の賞味期限は3週間〜1ヶ月
開封後のごまを冷蔵庫で保存した場合、賞味期限の目安は約3週間〜1ヶ月です。
ただしあくまで目安なので、開封後はできるだけ早く食べ切るようにしましょう。
ごまは水分が少ないため、腐ることはほぼありませんが、保存の過程で変質する可能性があります。
変質の特徴は以下のとおりです。
【ごまの変質の特徴】
- 色が変わっている
- ごまとは異なる点が見える
- 使い続けた揚げ物油のようなイヤな匂いがする
上記の特徴があるごまは、カビやダニが発生したり、酸化したりしている証拠。
体に悪影響を及ぼす可能性があるため、できるだけ食べるのは避けてください。
すりごまの賞味期限はいりごまよりも短め
すりごまは、いりごま以上に味が落ちやすい食品。
すりつぶされて表面積が増えている分、空気に触れて酸化しやすくなっています。
酸化しやすいということは、味が落ちやすく賞味期限が短いということ。
開封後の具体的な賞味期限の目安は、約2〜3週間です。
開封後はいりごまと同じく冷蔵庫で保存し、できるだけ早く食べ切りましょう。
すりごまを使う頻度や量が少ない場合は、すりごまを買うのではなく、いりごまで代用するのもひとつの方法です。
すり鉢でその都度すったり、ひねりごまにして使ったりすれば、すりごまがなくても対応できますよ。
おいしさを保つポイントは“密閉”
ごまの味や風味は、ごまの油分が酸化することで落ちていきます。
おいしさをより長く保ちたいときは、適切な場所での保存に加えて「密閉状態」を維持するのがポイントです。
ごまのパッケージごとに適した保存方法を、以下にまとめました。
【パッケージごとの保存方法】
- チャック付き袋の場合……目詰まりしないようにチャック部分を軽く叩いてから、空気を抜きつつぴっちり封をする
- チャック付き袋ではない場合……別の密閉保存容器に移し替えて保存する
しかしチャック付き袋の場合も、目に見えない穴から空気が入り、酸化や吸湿が進んでしまう可能性があります。
ごまのおいしさを保つためには、開封後はパッキン付きの容器や気密性が高い素材の容器に移し替えるのが効果的です。
ごまをおいしく食べ切るための大量消費レシピ
ごまの正しい保存方法を知っていても、賞味期限までに食べきれなければ、ごまのおいしさは落ちていく一方。
以下記事では、ごまをおいしく大量に消費するためのおすすめレシピを紹介しています。
ごまの保存方法とあわせて、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
料理に欠かせないごまは、冷蔵庫で保存し、開封後3週間〜1ヶ月で食べ切ることが推奨されています。
密封状態で保存して酸化を防ぐことで、ごまの味わいをより一層キープできますよ。
すりごまやねりごまは保存方法・賞味期限が異なるため、解説した内容をしっかりと確認しておいてくださいね。
ごまを正しく保存して、最後までおいしく食べ切りましょう!
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